病といわれる脱毛には、男性型脱毛症(AGA)、女性男性型脱毛症(FAGA/びまん性脱毛症)、円形脱毛症、脂漏性脱毛症、ひこう性脱毛症、対症性脱毛症、結髪性脱毛症(牽引性脱毛症)、老人性脱毛症があります。
上記の内、年齢によって発症するのは老人性脱毛症ということになるのですが、これは頭皮の老化が原因で、薄毛になった後、徐々に細胞が退化しやがて毛根がなくなっていくものです。風呂嫌いで中々頭髪を洗わない方は、脂漏性脱毛症やひこう性脱毛症が合併症として考えられ、脱毛の進行速度が速まってしまいます。中高年の方は、社会的責任の重圧によってストレスが溜まると同時に家族の事も並行して考えなくてはならない時期ですから、男性型脱毛症(AGA)になり易くなるのです。また、この時期は、更年期障害になるリスクもあり、ホルモンバランスが悪くなる時期でもあります。
男性ホルモン(テストステロン)の低下は、女性ホルモンの低下に比べて緩やかですが、どちらのホルモンが先に低下するかには個人差があり一概には言えないのが現状です。いずれのホルモンが低下しているのかを医療機関で検査を受け適切な治療をしてもらってください。対症性脱毛症以外の脱毛は、必ず治ります。