年齢で考える脱毛

病といわれる脱毛には、男性型脱毛症(AGA)、女性男性型脱毛症(FAGA/びまん性脱毛症)、円形脱毛症、脂漏性脱毛症、ひこう性脱毛症、対症性脱毛症、結髪性脱毛症(牽引性脱毛症)、老人性脱毛症があります。

脱毛上記の内、年齢によって発症するのは老人性脱毛症ということになるのですが、これは頭皮の老化が原因で、薄毛になった後、徐々に細胞が退化しやがて毛根がなくなっていくものです。風呂嫌いで中々頭髪を洗わない方は、脂漏性脱毛症やひこう性脱毛症が合併症として考えられ、脱毛の進行速度が速まってしまいます。中高年の方は、社会的責任の重圧によってストレスが溜まると同時に家族の事も並行して考えなくてはならない時期ですから、男性型脱毛症(AGA)になり易くなるのです。また、この時期は、更年期障害になるリスクもあり、ホルモンバランスが悪くなる時期でもあります。

男性ホルモン(テストステロン)の低下は、女性ホルモンの低下に比べて緩やかですが、どちらのホルモンが先に低下するかには個人差があり一概には言えないのが現状です。いずれのホルモンが低下しているのかを医療機関で検査を受け適切な治療をしてもらってください。対症性脱毛症以外の脱毛は、必ず治ります。

脱毛にならない為に

カラーリング脱毛の原因は、ストレスが6割で残り4割が生活習慣によるものといわれています。パーマやカラーリングは勿論のこと、無理なダイエットや栄養不足それに間違った入浴方法の場合など、数え上げれば限がありません。

予防法としては、皮脂を適度な状態に保ち、乾燥させないことが必要で、冬場の寒い時期には血流が悪くなったり滞ることがありますので注意をすることです。そして、ヘアケアの際のドライヤーを直接皮膚に向けて使用したり、洗髪は1度だけにして終了させ、バスタオルなどで拭く場合は軽く抑える程度にして後は自然乾燥させるのが良いと思います。そして、頭皮マッサージも有効です。精神的な場合は、自律神経の乱れが原因で、甲状腺が原因になることもありますが、この様な場合は医師に診てもらいます。食事療法で行うには、アミノ酸と亜鉛を含む食品を中心に摂食すれば改善の効果は出るはずです。

脱毛を進行させてしまう食べ物としては、コーヒーや辛い香辛料で、神経への刺激が強すぎるものは避けてください。そして、タバコなどの嗜好品もできれば止めることをお勧めします。脱毛は、れっきとした病ですから早めの処置が必要です。長引くときは、独り善がりで自己治療や食事療法を続けずに医師の診察を受けてください。余談ですが、名古屋で発毛治療を行っているクリニックでは、最先端の毛髪再生治療の体験ができます。診察で悩まれている方は、このような体験があるところを選んでみてはいかがでしょうか。

脱毛は何故起る

毛髪は、1つの毛穴から3本から5本生えているのが正常な状態です。そして、1つの毛穴から生えている毛の内、主毛といわれている毛以外は毛周期によって生え換わっていきます。毛周期によって生え換わっていく毛髪は、1日当り50本程度あるのも現実です。

シャンプー毛髪は、毛根の最下部にある毛乳頭の毛母細胞によってつくられていて、その原料となるのはタンパク質のケラチンタンパクが大半で、極わずかに非ケラチンタンパクが含まれています。この成分以外にあるのは、メラニンや水分それに僅かな量の脂質です。脱毛になる原因の内男女共に起り得るのは、角栓や脂栓でこれが毛穴を塞ぎ新しい毛が生えなくなる要因とます。これは、洗髪の方法やそれに使用するシャンプーに問題があるのです。また、栄養バランスの悪さやストレスによる毛細血管の委縮も原因の1つといえるでしょう。髪の毛が薄くなったと感じられたら、脱毛になる1歩手前ですから、何が原因かを考え対処するように心がけてください。また、年齢によって脱毛になるのは、細胞の減少や機能低下が言われていますが、これは、テストステロン(男性ホルモン)とエストロゲン(女性ホルモン)のバランスが崩れ、男性ホルモンが優位になることが原因となります。

脱毛になる原因は、年齢的な原因や病気による原因それに遺伝的な原因などと男女の違いなどによるものもあり、その他様々な要因が考えられます。ですから、生活習慣を見直すことによって脱毛になりにくい体質に変えることが肝心です。